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2007年9月15日 (土)

本当の心は、「帰り際のあいさつ」と「持ち物の扱い方」に出てくる!

お客さんに感謝している、大切に思っていると思っているなら(思われたいなら)


『帰り際のあいさつ』
『相手の持ち物を大切にする』


この2つのことを心がけましょう。

どんなにテクニックでお客さんといい関係が築けても、本当の心は帰り際のあいさつと持ち物の扱い方に出てしまいます。

たとえば、お客さんをタクシーにお乗せした。笑顔で深々とおじぎしたけど、タクシーが発車したと同時にプイッと普通の顔に戻り、さっさと向きを変えて帰ってしまった。
あなたは、
何かそこに作ったものを感じないでしょうか?

ドラマのクライマックスのシーンで、主人公の女性が最愛の恋人に先立たれ、涙が溢れ出ている。あなたもその主人公の想いに共感して泣いてしまった。でも、「カット!」と言われた瞬間に、「疲れたー」っていう感じで素に戻る女優の表情を見せられたら、興ざめでしょう?

以前、大分・湯布院の旅館に泊まりにいったときのことです。
チェックアウトして帰るとき、女将や仲居さんなど総勢4名くらいで、私達の車が見えなくなるまで笑顔で手を振ってくれていました。そこは車が見えなるまで結構時間かかる場所ですし、その日は雨や風が強く、山の中なのでけっこう寒かったにも関わらずです。その姿を見て、私はとても感動したのを覚えています。
この旅館がお客さんを心より大切にし、感謝しているということを強く感じ、「行ってよかったなー」とつくづく思ったものです。一緒に行った妻もとても喜んでくれ、旅館を出た後もすごく旅行を楽しむことができました。

どんなにお客さんと親しくなっても、帰りは感謝の気持ちを込めてふかぶかとあいさつする。

相手が見えなくなるまで、おじぎをしたり、手を振ったりする。

これが相手に対する、最高の感謝の印だと思います。
もしかしたら、お客さんは後ろを振り返らないかもしれません。でも、その気持ちが大切ですし、それは見えないところでは伝わっています。

これは何かをごちそうになったときでも同じ。自分の目上とか下とかは関係ありません。

同様に、相手の持ち物もそう。
好感を持っていた営業マンが、あなたの脱いだジャケットやバックをちょっと雑に扱ったらどう思うでしょうか? 

その後、営業マンがどんなにあなたのことをほめてきたって、どんなにあなたのことを考えている(ような)提案をしてきたって、信憑性なくなりますよね?
お客さんをいくら大切にしようとしても、持ち物を大切にしない人には信頼できません。たとえば、バックをちょっと雑に置いたり、床にそのまま置いたり、コートをハンガーに雑にかけたりと・・・。

相手は自分の持ち物の扱いを見るとき、自分に照らし合わせて見ます。

持ち物を大切にされないと、自分も大切にされていないと思ってしまうのです。

それにね、あなたが本当にお客さんを大切に思っているなら、持ち物も自然と大切にするはずです。
だって、たとえば意中の人や恩師などあなたが大切だと思う人からもらったものは、大切に扱うでしょう。たとえ、それがちょっとしたものだとしてもうれしそうに大切にする。

だから、「帰り際のあいさつ」と「相手の持ち物を大切にする」というのを忘れないようにしましょうね



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コメント

たまたまなのか、潜在意識で森下さんと繋がっているからなのか(多分繋がってるけどw)、昨日からの僕の行動テーマは「モノを粗雑に扱わない」なんですよ。
森下さんのブログを読んで、同感!って思って、思わずコメントしました。
部分は全体を総括すると思いますし。

投稿: move-log | 2007年9月16日 (日) 04:40

move-logさん、

もちろん、繋がっています!しかも、けっこう濃い( ^ ^ )

>昨日からの僕の行動テーマは「モノを粗雑に扱わない」なんですよ。

いいテーマですね。
ただ、昨日からっていうのが・・・・。ちゃんと続いてます?

投稿: もりした | 2007年9月17日 (月) 00:59

この記事へのコメントは終了しました。

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