大人だって幼い子どものように・・・
先日、息子の幼稚園に1日入りました。
幼稚園で普段どんな生活を送っているのか、体験してもらうため、父母のどちらか1人が一緒に入って、子どもたちと一緒に遊んだり、絵本を読んだり、ごはんを食べたりする機会があるのです。
自分で言うのを何ですが、僕は子どもの扱いがうまい。
本当にうまい!(笑)
去年入ったときもそうだったのですが、なかなか人と話さない子どもでも僕にはよってくる。暗めの子で、あまり笑顔を見せない子だって、僕には満面な笑顔を見せたりする。
ウチの妻も驚いていました。あの子があんなになつくなんて・・・ね。
子どもを扱うすごいテクニックを持っているのか?
っていったら、そんなことじゃない。
じゃ、何をしているかといえば・・・
ただ、ほめるだけ。
その子が何かしたちょっとしたことでもほめるだけ。
ま、心を込めてオーバーリアクションでね。
「すっご~い!」
「うわ~、よくできるね!」
「え~~、これ、読めるの?」
「これ、○○ちゃんが作ったの? すげ~!!」
「○○ちゃん、頭いいね~!」
「うわ~、はっやい~!!」
大人だったら、ほめても、冷静を装ったり、喜んでないフリしたり、謙遜したりします。
しかし、子どもは違います。特に幼い子どもはね。
ほめれば素直に喜ぶ。ほんと素直に喜んでくれるんです!
そんな子どもたちを見ていて、そして接していて、感じたんだけど、子どもってほめられるのが大好き。ほめるとイキイキするし、またほめられたくて、がんばったりする。
そんな当たり前のことって思うかもしれないけど、でも子どもって、ほめられたくて1日1日生きているんじゃないかなーと感じたんです。
だけど、もしかしたら僕ら大人だってそうなんじゃないでしょうか?
やっぱり妻にほめられたらうれしいし、奥さんだって、顔には出さないかもしれないけど、旦那さんにほめられたらうれしいもの。
子どもはいくら大きくなったって、親にほめられたらうれしいし、親だって子どもにほめられたらうれしい。
嫌いな上司だって、ほめられたら何だかんだいってもうれしかったりする。
誰だって、ほめられたらうれしいもの。
幼い子どものように顔には出さないかもしれない。
でも、ほめられたら大人だってイキイキする。ちょっとしたほめ言葉だって、それを言葉に出し、繰り返せば最終的にボディブローのように効いてくる。イキイキしだしてくる。
目の前の人がイキイキしていないのは、あなたが全然ほめていないからかもしれない。
イキイキしないから、顔を合わす度に文句ばかり言うのかもしれない。
誰からもほめられない人生なんて、絶対につまらない。
本当は僕ら大人だって、幼い子どものように、ほめられたくて1日1日生きているのだから。