心のオーバーホール
時計がオーバーホールから戻ってきました。
ずっと使っていなかった腕時計を、久々に使おうと思ったら
動かなくなっていた。
電池式ではなく、自動巻きなので、巻いても動かない。
メーカーであるブルガリに持って行ったら、
「自動巻きは、月に1回はつかってあげてください。
自動車と同じように乗らないと調子が悪くなってしまいますよ」
とのこと。
そういえば、1年間まったく使っていなかった・・・
時計に悪いことしたな~と反省。
そこで、オーバーホールに出しました。
オーバーホールとは、ウィキペディアにわかりやすく書かれているのですが、
「機械製品を部品単位まで分解し清掃・再組み立てを行い、
新品時の性能状態に戻す作業のこと」
自動巻きの誤差がなくなる上、新品のようにきれいに磨かれて
返ってきます。
出したモデルは、表面のベゼルがラバー製のものなのですが、
これは新品になって戻ってきました。
しかし、値段はラバー性クロノで、58,800円!
やっぱ高い!
戻ってきたとき、ステンレススティールのクロノのモデルも
出してきたのですが・・・
こちらは68,250円!!
高いっ!!
でも、大切な時計を末永く使っていくためにはオーバーホールが必要なのです。
車と同じように、数年に1回(オーバーホール周期は4~5年に1回)は整備してあげないといけません。
これは人間関係でもまったく同じですよね。
僕らの心もたまにはオーバーホールをしないとね。
機械より、もっともっと複雑で精密な、心のオーバーホールは
しっかりしてあげないと。
時計や車のように故障したり、機能しなくなってしまいます。
心のオーバーホールは、そんな難しいことじゃありません。
たとえば、夫婦だったら、今がどんな状態であれ、
最初の頃・・・、出会った頃から付き合うようになったときのこと、
そして結婚しようと思った頃、新婚のときなど・・・、
まだ出会ったばかりの頃からの相手に対する想いであったり、
気持ちやときめき、感謝の想いなど、
時計でいえば新品だった状態のことを思い出し、
きれいな状態にして、もう一度自分が生涯選んだ相手との関係を
組みなおす。
仕事のことだって、恋愛だって、友人関係だってそう。
目標だってそう。いくらがんばっていても、何のためにやっていたのか
忘れてしまうことだってあります。
僕らは、どれだけよくしてもらったことだって、
どれだけお世話になったことだって、
どれだけ感謝すべき大切なことだって、
時が経つと忘れてしまう。
また、何度もしてもらったりすると、それが当たり前になってきて、
感謝の心さえ忘れてしまう。
ましてや、してもらえなかったときには、相手を責めたりしてしまう。
だからこそ、心にもオーバーホールが必要なんだと思います。
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