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2010年9月 7日 (火)

会いたい人がいるなら・・・

僕らは、どうしても時が経つと、
それまでどれだけ仲が良かったり、関係が深かった人とでも、
連絡し難くなったり、急によそよそしくなったりしてしまう。

僕も店長時代、すごくお世話になった(とても可愛がってもらった)
お客さんがいました。

いつもファミリーで来てくれ、週に何日も来てくれたし、
週に2~3回開催しているボウリング大会にもほぼ全参加。

(通常のボウリング大会だけでなく、ファミリーやカップルでも
気軽に参加できる、ストライクやスペアなどのマークをとっちゃ
いけない、ノーマークボウリング大会など、ボウリングの上手い
下手に関係ないものなど、いろいろやっていたのです!(^^))

僕たちは「パパオさんファミリー」と呼んでいたんだけど、
ボウリングネームが「パパオ」だったんですね。
ちなみにママが「ママコ」。
(↑これ、森下家が今、ボウリングするとき、マネてます(笑))

他に、年長の娘さんと小学校高学年の息子さんの家族4人で
来てくれていました。

そのお客さんの家にまで、当時の社員の部下3人を連れて
遊びに行ったことがあるほど。
パパオさんが、とても親分肌の人で、まだ若かった僕らを
非常にかわいがってくれていたのです。

そういえば、僕の送別会も、ずっと通っていたお客さんたちが
開いてくれたのですが、パパオさんとママコさんは、
子どもたちを預けてくれてまで、遅くまで参加してくれました。

(今、自分にも子供がいるので、これがどれほどありがたい
ことかよくわかります!!)

僕が当時いた福岡から、大阪へ転勤になったぐらい
から会わなくなったから、パパオさんたちとは
10年以上会わなくなりました。

でも、それからも、ずっと会いたいと思っていたし、
妻の実家が福岡にあるので、福岡には頻繁に帰っていたので、
帰るたびにいつもパパオさんたちのことを思い出したり、
会いたいな~と思っていました。

でも、急に電話して忘れられていたりしたら嫌だし、
そんなことは絶対ないんだろうけど、やっぱなんか勇気がいるし、
照れくさくて、気になりながらも、連絡できずにいました。

そして、ちょうど今年の春、当時の部下たちと東京で飲む機会が
ありました。
仲間たちは今、みな東京に住んでいるのですね。

で、その飲んでいるときに、
「お客さんだったら、誰に一番会いたい!」
って話になって、

そしたら、みんな、やっぱ
「パパオさん!!」
っていう話になって、

「じゃ、パパに電話しようぜ!!」
って僕が電話をかけたのです。

近くにみんながいたので、電話したときに
「みんが会いたいとというので・・・」
と理由をつけて話しやすいし、酔ったイキオイもあったと思います。

何回かかけたのですが、あいにく留守。
だから、留守電にメッセージを入れました。

家に帰って気づいたら、パパから森下の携帯に留守電が
入っていました。
「てんちょ~、久しぶりやね~!!連絡してくれて、すごくうれしいよ!
元気?? ほんとうれしいよ!!」
と10年前と一緒のまま。

僕もすごくうれしくて、もう夜中だったけど、すぐに連絡。
そして、夏に福岡へ帰ったとき、10年ぶりに家に遊びに行くことに
なったんです。

そんときの写真が、コレ!!!
7月の終わりに行ってきました!!

025

もう小さかった子どもたちが、えらい大人になっている!!
しかもお兄ちゃんはイケメンに!!

すごくかわいかった妹はそのままのかわいさで!!
何度もイベントの司会中に、森下のち○ちんを触ってきて
僕が絶叫しちゃったのなんて、覚えてないだろうな(笑)

そういえば・・・
「Aちゃん、ち○ちんはやめて!」
と言ったとき、

「でも、パパはすっごく喜ぶよ!!」
と言っていて、どんな家族なんだろうと思ったのを
思い出しました(笑)
でも、森下の憧れの家族だったんですよねー。

022

たぶん、パパオさんファミリーと会ってなければ、
今のように家族を大事にする、とか、ましてや結婚するなんて
考えが出てこなかったかもしれません。

当時の部下たちは、森下が結婚するとは思わなかったみたいだし、
今でもパパしていることが一番不思議と言ってますもん。

031
ドンペリ!
この日のために、パパが用意してくれました!
こんなに何杯も飲んだのは初めて。
しかも、紙コップで(笑)

033
モエシャンピンクも!

この日はうれしくてうれしくて、吐くほど飲んじゃいました。
こんなことはお酒が飲めるようになってから、初めてぐらい!!

本当にすごく楽しかったのですが・・・

結局、何が言いたいかといえば、
(ここまでウダウダかなり長かったと思いますけど。。。。)

会いたいのなら連絡すればいい!!
電話じゃ恥ずかしいなら、メールすればいい!!!

ってこと。

じゃなきゃ、一生会えないかもしれない。

損得とか、そんなの関係なしに、本当に会いたいなら、
相手だって喜んでくれるものです。

パパオさんたちも本当に久々に会えたことに喜んでくれたし、
会う前もたまに家族で、
「てんちょーとか、クリちゃん(元部下)って、今頃何してるんだろうね~」なんて話をしていたとのこと。

どんだけ仲が良かった友人だって、同級生だって、
久々に連絡するのはとても勇気がいること。
電話やメールするのだって、抵抗があったりします。

だけど、月日が経ったからといって、今まで培った仲は、
やっぱり壊れるものじゃない。

久々に同窓会とかで会ったら、それからまた仲良くなり、
付き合いがはじまったりするじゃないですか。

だから、

会いたい人がいれば、自分から連絡すればいい。
会いたい人がいれば、自分から会いにいけばいい。

ってことです。

それがお客さんだって、それがお世話になった店員さんだって、
恩師の学校の先生だって。

何十年会ってなかったとしても、絆は絶対に離れないのですから。

また、久々に会う人には、前と同じように声をかけてほしい。

僕もパパオさんが前と同じように「てんちょー!久しぶりやね~!」と
声をかけてくれたから、うれしかったし、そのままの感じで話せました。

去年、実の父が亡くなったとき、電話でおばさんが
「ひろみち~、元気にしてた?」
と、へんによそよそしくするのではなく、幼いころと同じように声を
かけてくれたから、知らない親戚の中にも入れたし、
(もちろん、向こうは僕のこと知っていますが)
とても助けられた気がしたのです。

急によそよそしくされたら、寂しくなるし、距離感が離れ、
自分もよそよそしくなってしまうもの。

だから、いつまでも変わらず、接してほしいもの。

久々に会ったとき、その友人がどれだけ偉くなったとしても、
たとえば、上場企業の役員になっていたとしても、
友人は友人なんだから今までと同じように声をかけてほしい。
でも、それがうれしいものだと思います。

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