新刊『人前であがらずに話す技法』の「まえがき」
プロローグ
■あがらずに話せたらと……と思ったことありませんか?
こんにちは!
本書を手にとっていただき、ありがとうございます!
この本は、あがり症や緊張で20年以上悩み続けてきた著者が書いた、あがり症を確実に克服するための本です。
ところで、あなたに聞きたいことがあります。
あなたがあがったり、緊張したりするときは、どのようなときでしょうか?
次のシチュエーションであてはまるものにチェックしてみてください。
□大勢の前での話やスピーチ
□朝礼でのスピーチ
□プレゼンでの発表や報告
□目上の人(社長や役員、上司、取引先など)と話をするとき
□目上の人が多い会議の席での発言やいきなり質問を振られたとき
□新しい会社や職場(部署)に行くとき
□就職や転職の面接を受けるとき
□上司に嫌な報告をしなければいけないとき
□会社の電話をとったとき
□セミナーやパーティーなどの司会進行を頼まれたとき
□初体面の人と会うとき
□試験(入試、昇給、資格など)を受けるとき
□スポーツの試合や大会前、趣味や習い事の発表会や演奏会
□異性と会うとき、話すとき
□飲み会や合コンでの乾杯・締めのあいさつ、自己紹介をするとき
□好意を寄せている異性に告白するとき
□目上の人や複数の人と名刺交換をするとき
□お客さまにお茶を出すとき
□人が見ている前で字を書くとき
□異業種交流会やセミナー、パーティーなどに参加したとき
□自分には馴れない高級レストランに行ったとき
あなたは、いくつあてはまったでしょうか?
5個以上あてはまったなら、本書を読む価値は十分あります。
10個以上というなら、重症です。あなたは間違いなくあがり症ですので、すぐにレジに向かってください。そして、できるだけ早く読んでください。
なかには、「これ、全部だよ!」と言う方もいるかもしれません。
しかし、大丈夫です! あなたのあがりは絶対によくなります!
■実は、私も「極度の」あがり症だった!!
実は、私も驚くぐらいのあがり症でした。
●人前に立つと、手や足がブルブル震え、顔や背中、脇の下に大量の汗をかく
●会議で発言しようと思うと、体中が震えてしまう
●話そうとしても、口がひどく渇いてしまって、ほとんど話せなくなる
●突然の質問や目上の人と話すと、頭が真っ白になってしまう
●プレゼンになると、早口になったり、言葉に詰まったりする
●名詞交換では手が震える。特に一度に複数人数との交換は最悪!
●異性と話すと緊張する。しかも好きな異性の前ではひどくあがってしまう
●初対面の人と会うと緊張する
●会社の飲み会のちょっとした乾杯のあいさつさえも、とても緊張してしまう
●自己紹介がとてつもなく苦手
●少しでも緊張する場面になると、心臓がかなりドキドキする
●レストランで、ナイフとフォークを使うだけで緊張する
●人が見ているなかで、文字を書くだけで手が震えてしまう
●緊張すると、喉がカラカラになる上、トイレが尋常でないほど近くなる
――これは全部、過去の私のことです。
当然、こんな自分自身が嫌でしょうがありませんでした。
あがりのため、不安や恐怖に悩まされ、何度失敗し、何度恥をかき、どれだけ自己嫌悪に陥ったかわかりません。
私はあがりでずっと悩んできました。本気で悩んできました。いろんな方法を試しました。必死で緊張をとる方法を探したり、考えてきました。
そして、緊張をカンタンにとることができる、ある方法を見つけたのです!
今まで誰よりも悩んできたからこそ、私はこの本を書けたと自負しています。今だから言えるのですが緊張をとるのは決して難しくありません!
■今までの方法ではうまくいかなかった理由
もしかしたら、あなたは、
「あがりの本は、結局、どれも同じことしか書いてないからな……」
と思ったかもしれません。
その通りです! 私もずっと悩んでいたので、手当たり次第、あがりや緊張をとる本を読みました。しかし、どれも結局は「場数を踏め!」であったり、「呼吸法」であったり、「緊張を受け入れろ!」とか、「人をカボチャと思え!」とか、「お決まりの呪文を唱える」ものとか、「単なるプレゼンスキルの羅列」だったりするものとか、そんなものがほとんどでした。
声を大にして言いますが、こんなことでは一向によくなりません!
もちろん、まったく効果がないとは言いません。気休め程度にはなるでしょうし、あがり度合いが低い人には効果があるかもしれません。でも、
「自分は人よりあがりで悩んでいる」
「人にはあがりで困っているようには見られないけど、実はかなりのあがり症である」
という方には効果が薄いです。
確かに、場数は踏んだほうがいい。そんなことは、誰だってわかっていることでしょう。でも、それでもよくならなかったり、わかっちゃいるけど、それができなかったりするのではないでしょうか?
また、場数を踏んでも、「自信があること」や「得意なこと」ほど、緊張してしまうというのもあるのではないでしょうか? ただ場数を踏むだけではよくなりません。”あること”を意識しなければ、意味がないのです。
腹式呼吸などを行なう「呼吸法」も確かにリラックスする効果があります。私も何度も試しました。しかし、より口をカラカラに渇かしただけでした。だから、あがりが人より高いという方にはおすすめしません。
「誰だって緊張するのだから、緊張を受け入れろ!」とか、「緊張したっていい。緊張している自分を好きになれ!」とか、素晴らしい教えだと思います。でも、それでも緊張する自分を変えたいし、それに緊張している自分を受け入れようと思っても、それがなかなかできなかったりするのではないでしょうか?
「人をカボチャと思え!」とか、「お決まりの呪文を唱える」とか、「いろいろなプレゼンスキル」なども、きっとあなたはすでに知っているでしょうし、どれかは試したこともあるでしょう。それでもよくならなかったのではないでしょうか?
■たった1つのことで”まるで別人”になれる!
実は、緊張をとるためには、たった1つのことを意識すればいいだけなのです!
そのたった1つのことがわかれば、緊張はカンタンにとれるようになります!!
本当かよ? と思われるかも知れませんが、本当です。
緊張しないという人は、無意識にこのことをしている場合がほとんどです。
私は今では何千人もの前で話すことがありますが、まったく緊張しません。正確に言うと、いい意味で緊張感はありますが、声が震えたり、言葉に詰まったり、手や足がガクガク震えたりするようなことはありません。
何千人を前にしたって、ビクビクせずに、楽しんで話すことができるのです。
あなたも緊張やあがりで今まで相当悩んできたことでしょう。あがり症のため、あきらめたこと。力が発揮できなかったこと。失敗したことやひどく恥をかいたこともあるでしょう。今でもずっと後悔していることがあるかもしれません。
この本を読み終わった後には、その悩みがきっと解決されます。
もちろん、読むだけではダメですよ。あなたが実際に実践しないといけません。でも、安心してください。本書では、あなたに実践してもらうための仕掛けを随所に施してありますから。
私は自信を持って断言できるのですが、あがりや緊張から開放されれば、明日からの人生が変わります!
“まるで別人”のように、人生が楽しくなるし、階段を駆け上がるかのように成長していきますよ。
ここまで読んでくれたあなたは、もう変わり始めています。
だって今、あなたはスタート地点にたったわけですから。
先ほど、「緊張をとるためには、たった1つのことを意識すればいい」とお伝えしました。まず、この話から始めたいと思います。
それでは、第1章「一瞬で『あがり』が止まる秘密のテクニック」のスタートです!
昨日の朝日新聞。
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