大好きなおばあちゃん
日曜日の早朝に祖母が他界し、
昨日、一昨日と静岡の牧の原へ行ってきました。
祖母の遺影を見ていたら、
いろいろな思い出がよみがえり、
目頭が熱くなりました。
僕は本当に祖母に愛されていて、
僕も祖母が大好きでした。
~お別れの言葉~
おばあちゃん、今までありがとう。
僕はおばあちゃんがとても大好きだったよ。
子どもの頃も、
「おばちゃんが世界で一番好き!」
ってよく言っていたよね。
子どもの頃は、春休み、夏休み、冬休みと
東京から田舎に帰り、
おじいちゃんやおばちゃんと会うのが
とても楽しみだったし、
おじいちゃんとおばちゃんとの間に川の字で、
おじいちゃんにくっついたり、
おばあちゃんにくっついたりして
寝ることに、とても幸せを感じてたよ。
そういえば、僕が大学卒業するときに、
就職すると当分会えなくなるから、
母と一緒に4人で、下田へ温泉旅行へ行ったよね。
あのとき、おばあちゃんがとても喜んでいた顔を、
今のようなそのあたたかい笑顔で、
喜んでくれたのをよく覚えているよ。
だけど、おばあちゃんはすごい働き者だったよね。
いつも、早朝から夜までずっと働いていたよね。
農作業で、爪の奥のほうまで汚れてさ、
指も太くなった、そんなあの手が、
僕は大好きだったよ。
ほんといっぱい苦労もしてたよね。
おばあちゃんは、本当に幸せだったのかな?
でも、僕はおばあちゃんの孫に生まれて
すごく幸せだったし、
おばあちゃんが僕のおばあちゃんでいてくれて、
本当に良かったよ。
この世界では、いっぱい苦労した分、
これからの世界では、思いっきり幸せに楽しく暮らしてね。
おばあちゃん、本当にありがとう。
92年間、本当にお疲れ様でした。
(思い出の下田旅行)
確か葬儀で、このなようなことを言ったと思います。
もっといい話をすればよかったのかもしれないけど、
遺影を見ていたらこのようなことしか出てきませんでした。
昔、田舎に帰るたびに、
祖母からお小遣いをもらっていたのですが、
いつも4つ折りになったお札でした。
あの爪の奥まで汚れ、太くなった指から、
少し汚れている4つ折の1万円札を
差し出してくれたことを思い出します。
あのときは遊び盛りでよくわからなかったんだけど、
今はあのときのお金の大切さがよくわかります。
本当に最高のおばあちゃんでした。
もちろん、これからもずっと・・・。
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