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2012年2月 1日 (水)

大好きなおばあちゃん

日曜日の早朝に祖母が他界し、
昨日、一昨日と静岡の牧の原へ行ってきました。

祖母の遺影を見ていたら、

いろいろな思い出がよみがえり、
目頭が熱くなりました。

僕は本当に祖母に愛されていて、
僕も祖母が大好きでした。


~お別れの言葉~

おばあちゃん、今までありがとう。

僕はおばあちゃんがとても大好きだったよ。

子どもの頃も、
「おばちゃんが世界で一番好き!」
ってよく言っていたよね。

子どもの頃は、春休み、夏休み、冬休みと
東京から田舎に帰り、

おじいちゃんやおばちゃんと会うのが
とても楽しみだったし、

おじいちゃんとおばちゃんとの間に川の字で、
おじいちゃんにくっついたり、
おばあちゃんにくっついたりして
寝ることに、とても幸せを感じてたよ。

そういえば、僕が大学卒業するときに、
就職すると当分会えなくなるから、
母と一緒に4人で、下田へ温泉旅行へ行ったよね。

あのとき、おばあちゃんがとても喜んでいた顔を、
今のようなそのあたたかい笑顔で、
喜んでくれたのをよく覚えているよ。

だけど、おばあちゃんはすごい働き者だったよね。
いつも、早朝から夜までずっと働いていたよね。

農作業で、爪の奥のほうまで汚れてさ、
指も太くなった、そんなあの手が、

僕は大好きだったよ。

ほんといっぱい苦労もしてたよね。
おばあちゃんは、本当に幸せだったのかな?

でも、僕はおばあちゃんの孫に生まれて
すごく幸せだったし、

おばあちゃんが僕のおばあちゃんでいてくれて、
本当に良かったよ。

この世界では、いっぱい苦労した分、
これからの世界では、思いっきり幸せに楽しく暮らしてね。

おばあちゃん、本当にありがとう。

92年間、本当にお疲れ様でした。

Img2_0001

(思い出の下田旅行)

確か葬儀で、このなようなことを言ったと思います。

もっといい話をすればよかったのかもしれないけど、
遺影を見ていたらこのようなことしか出てきませんでした。


Img2_0002

昔、田舎に帰るたびに、
祖母からお小遣いをもらっていたのですが、

いつも4つ折りになったお札でした。

あの爪の奥まで汚れ、太くなった指から、
少し汚れている4つ折の1万円札を
差し出してくれたことを思い出します。

あのときは遊び盛りでよくわからなかったんだけど、
今はあのときのお金の大切さがよくわかります。

本当に最高のおばあちゃんでした。
もちろん、これからもずっと・・・。

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