今日から公開の「苦役列車」を観てきました。
実は、先月の完成披露上映会でも観たのですが、最初は内容も知らずに観たので、もう主人公の寛多がサイテーな男なので少し後味が悪かった。
でも、なぜかずっと気になっていて、公開を待ちきれず、朝一の上映にもう一度観に行ってきました。
今回は入り込んで観たら、非常におもしろかった!!
いろいろ考えさせられるし、学ばせてもくれます。
ストーリーは…
1986年。19歳の北町貫多(森山未來)は、明日のない暮らしを送っていた。日雇い労働生活、なけなしの金はすぐに酒に消えてしまい、家賃の滞納はかさむばかり。いよいよ大家の眉毛もつり上がり、払うか、部屋を出るかの瀬戸際まで追いこまれていた。そんな貫多が職場で新入りの専門学生、日下部正二(高良健吾)と知り合う。中学卒業後は、ひたすら他人を避け、ひとりぼっちで過ごし、ただただ読書に没頭してきた貫多にとって日下部は、初めて「友達」と呼べるかもしれない存在になる。貫多には、かつてから恋い焦がれる女の子がいた。行きつけの古本屋で店番をしている桜井康子(前田敦子)。読書好きの康子は、貫多にとってまさに理想の存在。彼女への思いを日下部に話すと、適度に世慣れた日下部はうまく仲介して、晴れて貫多は康子と「友達」になる。でも「友達」って、何だろう――貫多は、自分の人生に突然降ってきた新しい出逢いに戸惑いながらも、19歳の男の子らしい日々を送るが・・・・・・。
(公式サイトより)
主人公演じる、森山未来さんがとにかくすごい!
聞くところによると、役に入りきるために、新宿の三畳一間の風呂なしトイレ共同の安アパートに住みこみ、主人公と同じように、風呂も入らず、朝まで酒を浴び、そのまま撮影に挑んだらしい。
まさに寛多になりきる怪演でした。
それなのにもかかわらず、今回も前回も、舞台挨拶では緊張している姿には親近感を感じましたが(笑)。
ヒロイン役の前田敦子さんも、こういった素朴な役があうというのもあるのでしょうが、とても役にハマってました。
夢が女優であったとしても、AKB48にいればトップアイドルで何不自由なくいられるし、AKBの名で女優の仕事だってたくさん舞い込んでくる。
それにもかかわらず、卒業という道を選んだ、そんな彼女の直向に役にかける姿がこの映画にも出ていたと思いました。
リアルな風俗シーンもあるので、女性によってはドン引きしてしまうかもしれませんが、おもしろい青春映画なのでおすすめです!!
苦役列車 公式サイト
http://www.kueki.jp/index.html
帰りに、ちらっと阪急メンズ館に行ったら、買い物し過ぎてしまいました(笑)