あの日から2年
東日本大震災が起きたあの日より、
2年が経ちました。
犠牲になられた方々のご遺族にとっては
3回忌になると思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
震災で大切な人を亡くした方、
大切なふるさとが一瞬で消えてしまった方や
帰れぬ街になってしまった方たちのことを
考えますと心が痛みます。
さまざまな想いで、
今日という日を過ごされたのではないでしょうか?
この2年が長かったのか、短かったのか…
ただ一つ言えることが、
まだ何も変わっていないということ。
復興の進んでいない現実には
ひどくいらだちを覚えますが、
自分は自分でできることを
これからもやり続けようと思いました。
最近、とても憤りを覚えることがありました。
どこの旅行会社や同じバス会社などよりも
真摯に被災地の支援に取り組んでいて、
ボランティアツアーの先駆けである、
バス会社のベルプランニング社が
今年の1月に破産してしまったことを
知ったことです。
森下も何度かお世話になりました。
添乗員さんの想いには感銘を受けたもの。
(まれにダメな添乗員もいましたが…)
今月行こうと思い、HPを見て愕然としました。
ベルプランニング社は
早い時期から支援活動をしており、大手の旅行会社は1年も経過するとだんだんやらなくなってきたり、観光メインにしてきたりするのですが(もちろん観光はいいですし、被災地でお金を使うことはとても大切なことです)、
ベルプランニング社はずっとコンスタントに行ない続け、
破産するギリギリの昨年の12月末日まで開催されていました。
バス会社が、昨年のバス事故より厳しくなっていましたのは知っていましたが、
このような会社を失うことは社会にとっての損害としか言いようがありません。
つい最近も本当に家族想いの素晴らしい方が亡くなられたのですが、
「なぜ、このような心の素晴らしい方や会社が・・・」
とほんと切なくなります。
今日は、早めに帰宅し、
家族とともに夕食をとりました。
震災についての話をしました。
息子と娘が通う小学校でも
黙祷をささげたそうです。
今日という日には、
昨日も明日もあります。
でも、もしかしたら
明日が来ない今日が訪れるのかもしれません。
だから、”今”を大切にしなければならないと改めて思いましたし、
だけどどんなことがあっても家族だけは守ろうと思いました。
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